Gr.A エンジンブロック
ついに輸入しました、Gr.Aエンジンブロックです!!^^外観からはノーマルの2.5Lスポエボ用との違いは分かりませんが、ボア95.65(スポエボは94.955)価格はノーマルの4倍以上しかもピストンはついてきません。じゃあ、どこがちがうんでしょう〜〜?材質がちがうのかな?でも鋳鉄の材質なんて変更してもそんな意味ないですから、材質はノーマルと同じです。じゃあなんだろう?答えは加工?確かにGr.Aブロックはクランクケース内部が研摩され、鋳肌をツルツル(砂落とし)にしてあります。これは、鋳込み時に残った砂やバリを取り除く目的と若干の応力集中の抑制!それからブロックの壁面のオイルをスムーズにオイルパンに落とす為に結構チューニング業界では良くやる方法です。でもこれだけでノーマルの4倍の価格?ってちょっと驚くけど!このブロックはノーマルブロックの中の特別品なんですよ!(多分^^)BMWって会社は、昔からレーシングエンジンでもファクトリーブロック(量産ブロック)をそのまま使用しているんだよねえ、このS14の原形はM10、E30の318とか02のエンジンなんだ、でこのM10ベースのレーシングエンジンはM12で最終的にはF1用のターボ付きで1300PS(ノーマルの100倍!!)って出力だしてたんだけど、このF1用のエンジンでもM10用の量産ブロックにニカシルメッキと熱処理しただけで使用していたんだ!!凄いよね!で通常のレーシングエンジンはアルミで箱つくって、鋳鉄のライナーぶっこんで感じ作るんだけど、BMWがそうしないでファクトリーブロックを使用したのは、量産品ならではのメリットがあるからなんだ、レース専用でブロックの作るとせいぜいロット単位100個くらいだけど、量産品は1万個とか10万個単位でつくられるから、その中で1000個に1個くらいとっても良い物(当たり)があるんだ、鋳物は固まる時の温度とかで微妙に結晶の構造が変化するし、鋳物特有の巣って言う空洞ができるから、巣の入り方で強度なんか異なってくるんだ(特にボア間)、鋳物の製品誤差ってけっこう大きいから、沢山作って偶然すごく良い物ができたりするんだよね。その良い物を超音波検査とかで見つけだしてレース用とか特殊な用途に使用しちゃうんだよねえ^^僕も昔、新入社員研修で鋳物のフラーホイールのバランス取りを1日中やってたことあるけど、やっぱり1000個に1個くらい、な〜〜んも削らなくてもアンバランスゼロって言うのがあるんだよね。まあ、そんな感じでレース用って量産品の中の選ばれた優秀な奴なんだよね。だから金額も高いだよね!BMWでは、レース用もノーマルも同じですなんて言ってるけどけど、確かに同じだけど、ノーマルはその他大勢でレース用は優等生なんだ!だからねえ、このブロックも見た目はノーマルと変わらないけど、どことなくオーラが出てるの^^なんか高いって感じ