LSDとコーナーリング

走る!曲がる!止まる!なんて言われるけど、車ってのは、停止状態以外は常にコーナリングしてるから、曲がるは特に重要!(直線もR無限大のコーナーだからね)実際走行状態をモニターしてもヨーレイトは常に変化しているから、ホント、直進なんてすることないんだよね(まあ細かく言うとねガハハハ)今回はLSDとコーナリングの関係なんだけどね、まあなるべく簡単に書いたつもりだから、参考にしてね!

(1)アンダー、オーバーステア特性

問題:LSDを装着するとコーナリング性能はどうなるでしょう?ドリフトしやすくなって、コーナリング性能が向上する!なんて解答はブブブー!正確はねえ、ちょっと書くのは難しいから下の画像みてね。下の画像みたいに横Gが高い領域では、オーバーステアモーメントを発生するから、コーナリングスピードが向上します。これはパワードリフト状態とは違います。俗に言う:横滑りしながら加速していく状態!(横G=0.8〜1.0)


しかし、横Gが低い領域では、下の画像の用にアンダーステアモーメントを発生します。これが、プッシュアンダーで言われる減少なんだけど、デメリットだけじゃなくて、このUSモーメントがRの大きなコーナや直進での安定性を向上させているんだよね!

(2)タックイン抑制効果

タックインって現象は減速時にコーストトルク(エンジンブレーキの影響で)車両にOSモーメントが発生する事を言うだけど、タックインはRR、MRで大きく発生する。FRでも発生はするけど、小さいよね。タックインもLSDを装着する事で抑制することができる!仕組みは下の画像見てね。LSDによって、外側のタイヤのコーストトルク(路面反力)が大きくなるので、USモーメントが発生する。これで急激なアクセルOFFでもタックインを抑制して車両が安定するんだね!FR車はこのタックイン現象が小さいから、逆にタックインを利用する目的で、1ウエイとか1.5ウエイなんてLSDを使う場合もあるんだけど、僕はこういうLSDはメリットがあるとは認めていない!タックインを抑制するってのは、とっても重要なんだよね。高速道路とかで落下物を避けるなんて場合も、アクセルはなして急ブレーキ!なんて時にタックイン抑制効果が必要なんだよなあ〜〜それに、このタックイン抑制効果を小さくしたかったらね〜ブレーキキングしながらアクセルをチョコット踏んでコーストトルクを抜いてやれば、タックインしてくれるんだよね〜〜こういう細かいテクニックしってれば2ウエイの方が全然メリットが多いんだよ!下の画像の(某国産車)もFRだけど僕が乗って、ガソリンの満タンにすると、リア荷重の方が大きくなって、タックインが凄いんだ〜〜これが、パ!ってアクセル放したら、クル!って感じでさあ、F512みたいだった!ちなみにRRのポルシェは、このタックイン抑制効果を大きくするために、コースト側でのロック率を上げているんだ!45/60%くらいに(-1.5WAY?2.5WAYなんてね)